本当におすすめしたいバトル漫画まとめ
呪術廻戦
- 次にくるマンガ大賞2019で6位
- 個人的に能力系バトル漫画で今一番面白い作品
- 能力の設定が緻密でハンターハンターを彷彿とさせる
- 作中に散りばめられている伏線が気になる
少年ジャンプで連載されている能力系バトル漫画。呪術廻戦のテーマはずばり呪い。式神、藁人形、呪言といった呪いにまつわる能力を駆使する呪術師と呪霊とのド派手なバトルが繰り広げられていきます。特に、領域展開といういわゆる必殺技は設定も演出もド派手。
個人的に今のバトル漫画の中で一番面白い作品だと思っているのですが、その理由は能力の設定の緻密さにあります。呪術廻戦は能力の設定が本当にしっかりしてるんですよね。「この能力はこういう原理で発動していて、こういう縛りがあって、こういう効果があって」みたいに。ハンターハンターの念能力の設定に近いものを感じますね。
そのため戦闘において納得のできない描写がほとんどない。ほら、少年漫画だとよくあるじゃないですか。明らかな主人公補正だったり、友情パワーで明らかに格上の敵を倒してしまう展開。ああいうのって大人になってしまうとちょっと冷めるじゃないですか。「うわ〜、無理矢理だなぁ〜」って。しかし、設定がしっかり練られている呪術廻戦ではそういったことが一切ない。勝つべくして勝つ、負けるべくして負ける、ほとんどがそんな感じで納得のいく展開ばかりです。なので、大人でも楽しめる能力系のバトル漫画かなと思いますね。
チェンソーマン
- このマンガがすごい!2020 オトコ部門 4位
- イカれた登場キャラクターばかりで面白い
- バトルシーンがまるで映像作品のように生き生きとしている
- キャラクターのデザインセンスが尖っている
少年ジャンプで連載中のバトル漫画。「このマンガがすごい!2020」のオトコ部門で4位に選ばれた作品です。タイトル通り、チェンソーの悪魔に変身できる力を手にした主人公が、デビルハンターとなり悪魔と戦っていく話。
チェンソーマンの注目すべき点はまずキャラクター。チェンソーマンに登場するキャラクターは基本的に頭のネジが外れたイカれたキャラクターがほとんど。人を車で引いたにも関わらず平気で人のせいにする虚言癖持ちの魔人や寄ったらキス魔どころかゲロチューをしだす女上司、夜の学校に誘ったかと思ったらプールでいきなり裸になり出す女など、少年ジャンプとは思えないぶっ飛んだキャラクターばかり。そんなキャラクターたちのセリフや行動を見ているだけでも楽しめます。
また、バトルシーンの表現もすごい。まるで映像作品みたいに生き生きとしてるんですよね。
ファンからも「映画作品を観ているよう」と評されるほど動きのあるバトルシーンはシンプルながらも見ていて飽きることがありません。
キャラクターデザインも尖ってます。主人公のデンジはチェンソーの悪魔に変身するのですが、頭と両腕がチェンソーになるという一見めちゃめちゃダサそうなキャラデザインなのですが、逆にそれが無骨でかっこいい。
敵として登場するサムライソードも同様。
やばい悪魔として登場する闇の悪魔のデザインなんてもうイカれてます。
一度読むと藤本ワールドにどっぷりハマってしまうこと間違いなしなので、是非一度読んでほしいおすすめ作品です。