ようこそ、YouTubeにて進撃の巨人の考察動画を出しているマンガタリのカズ(@mangatariiiii)です!
進撃の巨人といえば、作中で多くの伏線が描かれる作品ですよね??今までいくつもの伏線が描かれては綺麗に回収されてきました。
そこで今回、現時点でまだ回収されていない未回収の伏線をすべてまとめました。すでに回収されている伏線は省き、新たに追加された伏線も掲載しているので、「現時点でどんな伏線が残っているんだろう??」と進撃の巨人の伏線が気になる方はぜひご覧ください。
進撃の巨人未回収の伏線まとめ【2020年最新版】
第1話のタイトル【回収済】
進撃の巨人第1話のタイトルは、「二千年後の君へ」という意味深なタイトルとなっています。「二千年後ってなに??」「二千年後の君って誰??」と思わされますよね??
ただ、これは作中では名言されていないものの、かなり有力な説がすでに明かされています。それは、「二千年後の君へ」の意味は「エレンの次の始祖の巨人の継承者へ」だということです。
これを理解するには作中の様々な情報を整理していかないといけません。必要情報をまとめておきます。
- 九つの巨人の継承者は力を継承してから13年しか生きることができない
- フリッツ家は145代フリッツ王のときにパラディ島に逃げ込んだ(そのときの西暦が743年)
- エレンがグリシャから巨人の力を引き継いだのが西暦845年
この情報を踏まえた上で考察を進めていきます。始祖の巨人の力は今までフリッツ家が継承してきました。九つの巨人の寿命である13年ぴったりで継承してきていたとすると、145代フリッツ王の時点で145代×13年=1885年の時間が経過していることになります。つまり、西暦743年の時点で始祖の巨人が生まれてから1885年が経過しているということです。そして、エレンがグリシャから始祖の巨人の力を継承したのが西暦845年。145代フリッツ王が壁に逃げ込んでから102年後の出来事なので、エレンが始祖の巨人の力を継承したのは、始祖の巨人誕生から1987年後ということになります。
ここで「あれ??」と思いませんか??そうなんです、1987に13を足すと2000という数字が浮かび上がります。つまり、エレンの寿命が尽きるのが始祖の巨人誕生から2000年後になるということです。
ということはです。「二千年後の君へ」というタイトルの意味は、「エレンの寿命が尽きた後の次の継承者へ」という意味になりますよね??これが現在有力な「二千年後の君へ」の考察です。作中では名言されていないものの、ここまでの材料が揃ってしまうと、この伏線に関してはこの説がほぼ確実かなと思います。ただ、「二千年後の君」が誰のことを指すのかはまだ不明なのでそこが気になるところですね。展開としてはエレンの子供とかになりそうですが、いったい誰になるのでしょうか??
進撃の巨人122話にてこの伏線は回収されました。進撃の巨人122話のタイトルは「二千年前の君から」で、二千年前の君=始祖ユミル、二千年後の君へ=エレンということが明らかになりました。
「ミカサお前髪が伸びてないか?」発言
こちらは進撃の巨人第1話冒頭のエレンのセリフです。原っぱで寝ていたエレンはミカサに起こされます。起こされたエレンはミカサのことを見て「ミカサお前髪が伸びてないか?」と発言します。
そのセリフが描かれる前、エレンが夢を見ているような描写が描かれるのですが、そこにミカサらしき女性が登場しています。
そして、そのミカサらしき女性の髪は幼少期のミカサよりも短い(幼少期のミカサの髪は長め)。
これがいったいなにを表しているのかと言うと、「エレンが未来の記憶を継承しているのではないか??」と思っています。幼少期のミカサを見て、エレンが「お前髪が伸びてないか?」と言ったのはエレンが未来の自分の記憶を見ていたからだと思います。現在のミカサは髪がショートカットですよね??未来の記憶でそのミカサを見ていたため、幼少期のミカサを見て「お前髪が伸びてないか?」と言ったのではないかな??と思っています。
九つの巨人の継承者は、道を通じて過去の継承者の記憶を知ることが明らかになっていますが、「未来の記憶も継承できる」ということは明らかになっていません。ただ、エレンのこの発言を見る限り、「未来の記憶も継承することができる」という設定が今後描かれるんじゃないかなと少し思っています。
ただ、気になるのはこの時点ではエレンは九つの巨人の力を継承していないということです。まだグリシャから力を継承する前なので、仮に九つの巨人の継承者が未来の記憶を知ることができたとしても、この時点のエレンにはその資格がない状態。エレンのこの発言の謎は深そうですね。
アニの今後について【回収済】
これは進撃の巨人において長らく未回収となっている伏線です。アニは女型の巨人の継承者で、始祖の巨人の力を奪取するためにライナーらとともに壁の中に潜り込んだマーレの戦士の一人。調査兵団の作戦によって捕まってしまいました。ただ、ギリギリのところで自身を結晶化し、一切の手出しができない状態となっているので、拷問も巨人の力の継承も行われず、地下に幽閉されたままとなっています。
アニが拘束されてから特に進展することなく、現在はマーレ編まできてしまいました。ただ、結晶を破壊する方法は作中で明らかになっています。現在ポルコ・ガリアードが継承している顎の巨人の牙の力で結晶を破壊することができます。
そして、進撃の巨人116話でポルコをはじめ、マーレ軍がエルディアに攻めてきています。なので、このタイミングでアニの結晶化がどうにか解かれ、アニが物語に関わってくるんじゃないかなと思っています。ポルコがアニのことを救出してアニが戦いに加わるのか、それともアニの女型の巨人の力が誰かに継承されるのか、どういう展開になるのか非常に気になるところであります。
エレン・クルーガーの発言
エレン・クルーガーはグリシャの前の進撃の巨人の継承者で、マーレの軍にスパイとして潜伏していたエルディア復権派の男。そのエレン・クルーガーが、グリシャに巨人の力を渡す際にこんなセリフを残していました。「妻でも子供でも街の人でもいい 壁の中で人を愛せ」「それができなければ繰り返すだけだ 同じ歴史を同じ過ちを何度も」「ミカサやアルミンみんなを守りたいなら使命を全うしろ」そう、ミカサやアルミンを知るはずのないエレン・クルーガーの口から「ミカサやアルミン」という言葉が出てきているのです。
これも「未来の記憶を継承できる」ことの伏線なのかなと思います。この段階でミカサやアルミンはまだ生まれていません。と言うことは、エレン・クルーガーが未来の記憶を継承していなければこの発言の説明がつきません。おそらくは、未来の進撃の巨人の継承者であるエレン・イェーガーの記憶を継承しているのではないかと思っています。
ジークを助けた少女の正体
進撃の巨人115話で謎の少女が登場しました。雷槍の爆発を受けて瀕死状態となるジーク。そのジークの元に謎の巨人が近づき、腹を割いて中にジークを入れます。すると、ジークは謎の場所で謎の少女に介抱される。その少女は土でジークの体を構築し、ジークは完全復活を果たします。
少女の正体は不明ですが、「土から体を作る」という異次元の能力をもっていることから巨人の始祖であるユミル・フリッツかなと思っています。ユミル・フリッツの存在は作中で度々描かれていたので、どこかで登場するとは思っていましたがいよいよ登場したみたいです。また再登場はあると思いますし、作中の重要キャラの可能性は高いので今後も謎の少女には注目しておきたいところです。
エレンの真意
現在エレンは調査兵団ではなく、ジークについています。が、116話で「エレンがミカサのことを言葉で傷つけた」という話をアルミンから聞いたジャンは「そこに奴の真意があるんじゃないのか?」と発言していました。
このジャンの発言はその通りで、本心からエレンがジークに味方をしているわけではないと思います。ジークの計画はエルディアの安楽死です。始祖の巨人の力でエルディア人を子供が産めない構造に変え、そのままエルディア人の自然消滅を狙うのがジークの計画。
「【進撃の巨人】116話のネタバレで描かれたアルミンゲス顔の真相」でも話していますが、エレンがジークの計画に本心から賛同しているとは思えないんですよね。
エレンは誰よりも自由を望んでいます。そんなエレンが「エルディア人が子供を産めなくなり、そのまま自然消滅していく」という未来を「自由」と捉えるわけがないと思うんですよ。なので、今のエレンは仮初めの姿で、ジャンの言う通り真意は違うとかにあるのかなぁ〜と思っています。今後のエレンには注目しておきたいところです。
ちなみにエレンの真意については「【進撃の巨人】116話のネタバレのジャンのセリフからエレンの真の目的を考察」で考察しているので、気になる方はご覧になってください。
YouTubeもやってるのでこちらもご視聴ください
以上、進撃の巨人の未回収の伏線をまとめてみました。こうやって見ると、昔描かれた伏線はけっこう回収されており、未回収の伏線は割と少ないですね。となると、物語も終盤に差し掛かっていると言えそうで寂しさを感じますね。進撃の巨人は本当に好きな作品なので、物語の結末が見たい反面、いつまでも続いてほしい気持ちもあります。今回、進撃の巨人の未回収の伏線をまとめましたが、「こんな伏線もあるよ!」というのがあればぜひコメント欄で教えてください!!
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